Hovvdy-ぼやけた輪郭と白昼夢の中-朝霧JAMで初来日

皆様はHovvdyというバンドをご存知であろうか。
先日、朝霧とJAPANツアーの解禁があり今でこそけっこう話題。


アメリカはテキサスのオースティンで活動しているUSインディーデュオである。
彼らはもともと別のバンドをしていたがそれぞれツアーで訪れていたコロラドのロッキーズの試合で出会い意気投合しお互いのソロ音源を集めて活動をスタートさせたというなんともアメリカ的な始まりをしたバンドである。
お互いにスポーツが好きで野球がよく曲にも出てくるので二人にとって大切なファクターとなっているようである。

筆者が最初に出会ったアルバムは2018年のアルバム「Cranberry」であり、1曲目Braveから気だるく切ない哀愁しか感じない楽曲群に心を打たれました。決して派手ではないが耳元で囁き優しく包み込んでくれるような不思議な安心感を覚えたのを記憶しています。

その後、Heavy Lifterというアルバムがリリース。今までのフォーク感を残しつつエレクトロ要素も混ぜながら少し雰囲気は変えつつ独自のローファイフォークと追求した名盤を残し、国内インディー界隈でも話題になっていたのですが来日情報は来ずコロナ禍を迎え悲しみの海に沈み込みました。

エレキギターとのアンサンブルも非常に綺麗で美しい。

その後、彼らはTrue Loveという心に刺さりまくりそうなタイトルのアルバムを2021年にリリースをします。
ビッグ・シーフやボン・イヴェールといったアーティストの作品を多く手がけているアンドリュー・サーロが共同プロデューサーとして参加。

とはいえ彼らのスタンスは変わらず。身近な人へ語りかけるように音楽を奏でているように感じました。どこをみても情報の山、隣の人間との距離が遠いようで近く、いろんなところに情報の目があるこの現代に「愛する人を大切に」と言わんばかりに優しいメロディーで語りかけてきます。現代社会との対比のようなこのアルバムを支えに筆者は2023年現在までこの作品を手放せないでいる。