Justin Vernon-Hazeltons-

ボン・イヴェールことジャスティン・ヴァーノンによる2006年作が再発。

2006年に発表した『Hazeltons』。
Bon Iverで突き詰めた全ての原型とも言える楽曲達。
あの「For Emma, Forever Ago」が発売される2年前のソロアルバム。

そもそもジャスティン・ヴァーノンとは
2006年、前身バンドでもあるDeYarmond Edisonを自信の病気のため解散。
その後音楽を作るつもりはなかったが病気、大事なバンドの解散、恋人との別れなど悲しみの連鎖が続きそれが彼に楽曲制作へと向かわせた。その際に制作したのが「For Emma, Forever Ago」である。レーベルに送るだけに作ったアルバムが後にグラミーまで続く布石となるのです。
この『Hazeltons』という作品は恐らくその前に書かれたであろう楽曲達です。
※詳細が全然出てこなく、ご存じの方教えてほしいです。

この時期のジャスティンの損失感や虚無感が漂っていてとても美しいです。
深い哀愁の中に秘めるエネルギー、何よりこの甘美なファルセットが変わらず心に響きます。

私も再発で初めて聴きましたがこれからの季節にピッタリ。
少し物悲しい昼と夜の間に聴いて頂きたいです。



SUMMER SONIC2023 夏の終わりと残暑とblur。

皆様残暑いかがお過ごしでしょうか

2023年のサマソニが終わり国内の2大フェスが終わり、
夏の終わりを迎えた人も多いのでしょうか。

もちろんblurでウーフーもできました。

blurは新旧しっかり織り交ぜていてちゃんと新譜にも自信

落日飛車(Sunset Rollercoaster)がその名の通り夕暮れ時の演奏でなんとも言えぬ夏の終わりを感じさせてくれました。彼らについては後日アップしようかと思います。

そしてとにかく暑かった…大阪のサマソニは灼熱地獄で有名なのですが今年の猛暑ならぬ酷暑で何度かフラフラしましたね。。熱中症一歩手前だったのでしょうね。お陰でビールもそこまで飲めず。暑すぎて飲めないなんて聞いたことがないですね。一生ポカリと麦茶を飲んでいました。

そろそろ開催時期を見直すか屋内ステージを増やすかしないと人が死ぬのでは…とはいえ快晴のオーシャンステージは本当に綺麗で大好きなんですがね。

あとその灼熱の中塩分をくれたのはこれ↓

コンビニでよく見るみかけるので買ってください!癖になりますよね。

そしてblurですがもう感無量です。
印象的だったのが若いリスナーが多かったこと。
そしてその若者が本気で楽しそうなことが何より嬉しかった。
もちろん現役世代はほぼ泣いてたんじゃないかな。

サマソニ前のイギリスでのライブをYoutubeで観ていてかなり状態が良いと各方面から
噂を聞いていたのですがこれほどとは。
デーモンはゴリラズで何度もみているのですがグレアムのプレイを生で見るのは初めてで
こんなギター弾かれて痺れないやつはいるのだろうか。
Song2の微妙にズレたギターが独特の揺れを生み出していて誰にも真似できない。


新曲群も違和感なく馴染んでいて、今の彼らの自信が感じられた最高の夜になりました。

Hovvdy-ぼやけた輪郭と白昼夢の中-朝霧JAMで初来日

皆様はHovvdyというバンドをご存知であろうか。
先日、朝霧とJAPANツアーの解禁があり今でこそけっこう話題。


アメリカはテキサスのオースティンで活動しているUSインディーデュオである。
彼らはもともと別のバンドをしていたがそれぞれツアーで訪れていたコロラドのロッキーズの試合で出会い意気投合しお互いのソロ音源を集めて活動をスタートさせたというなんともアメリカ的な始まりをしたバンドである。
お互いにスポーツが好きで野球がよく曲にも出てくるので二人にとって大切なファクターとなっているようである。

筆者が最初に出会ったアルバムは2018年のアルバム「Cranberry」であり、1曲目Braveから気だるく切ない哀愁しか感じない楽曲群に心を打たれました。決して派手ではないが耳元で囁き優しく包み込んでくれるような不思議な安心感を覚えたのを記憶しています。

その後、Heavy Lifterというアルバムがリリース。今までのフォーク感を残しつつエレクトロ要素も混ぜながら少し雰囲気は変えつつ独自のローファイフォークと追求した名盤を残し、国内インディー界隈でも話題になっていたのですが来日情報は来ずコロナ禍を迎え悲しみの海に沈み込みました。

エレキギターとのアンサンブルも非常に綺麗で美しい。

その後、彼らはTrue Loveという心に刺さりまくりそうなタイトルのアルバムを2021年にリリースをします。
ビッグ・シーフやボン・イヴェールといったアーティストの作品を多く手がけているアンドリュー・サーロが共同プロデューサーとして参加。

とはいえ彼らのスタンスは変わらず。身近な人へ語りかけるように音楽を奏でているように感じました。どこをみても情報の山、隣の人間との距離が遠いようで近く、いろんなところに情報の目があるこの現代に「愛する人を大切に」と言わんばかりに優しいメロディーで語りかけてきます。現代社会との対比のようなこのアルバムを支えに筆者は2023年現在までこの作品を手放せないでいる。

晴れる暗闇 / Youth Lagoon 復活

一度閉じた扉が再び開いた。

Youth LagoonことTravel Powresはひどい薬物反応を起こし、喉頭と声帯を8カ月失った。歌うことはおろか、再び話すことさえ出来るかわからない状況でメッセージと紙とペンが唯一のコミュニケーション手段だったそうだ。

そんなYouth Lagoonが8年ぶりのアルバム『Heaven Is A Junkyard』で復活。
名門Fat Possumよりリリースです。

絶望を経て復活を遂げた彼の楽曲は痛みを感じつつもどこか優しい。
泡に包まれるような浮遊感、生々しいメランコリックが美しい。
私は聴いた瞬間に涙いたしました。
耳元で囁くように聞こえる声と緩く漂うドラムのビートがなんとも心地よい。
歌のメロディーもスッとハマっていて全ての要素が曲を完璧に仕上げています。

さらに今作に至るまで「歌詞が正しくなければ、曲も正しくない」とアルバム2枚分ほどを没にしたそう。その曲たちも聴いてみたいですよね。

GIA MARGARET / ROMANTIC PIANO 至高のアンビエント

シカゴを拠点に活動するシンガーソングライター。
前作 Mia Margaret に続く3rdアルバムでセルフプロデュースによる全12曲を収録。Jagjaguwarよりリリースです。

前作では体調を崩しながらもボーカルをほぼ抜いたインストアルバム”Mia Gargaret”を発表し新たな境地を開眼した彼女。

フィールドレコーディングされた音をバックに奏でられる彼女の優しいピアノが心地よく心が洗われます。

Hinoki Woodでは放牧的な雰囲気にピアノの鍵盤を押す音まで聞こえるような繊細さ。
わずか1:35の永遠が冒頭より感じられます。

Cicadasは田舎へ帰った時、虫の鳴く静かな街の中でそっと歌っていてくれているような感覚になります。その音色はどこまでも優しく心に安寧をもたらしてくれます。

A Stretchはマイク・ミルズの映画で流れていそう。
不安定なピアノ、ふわりと流れるサックスの音色が心地よい。

そしてアルバムのちょうど真ん中6曲目City Songでは彼女のウィスパーボイスを乗せた歌モノ。ここまでが一旦閉じられてまたここから始まっていくのだろうと感じさせる。一度失った声を再び紡ぎ出し、どこか不安定さも抱えながらこれからも続いていくことを想起させます。

The Lemon Twigs-天才兄弟のハーモニー

GW最終日いかがお過ごしでしょうか。
明日から仕事嫌だなぁの人が多いと思います。
金曜日のリリースはかなり良かったのでその新作達を聴きながらなんとか乗り切りましょう。
今日はThe Lemon Twigsの新作「Everything Harmony」を紹介いたします。
先に言いますが毎回完成度の高すぎるアルバムを作りすぎです!
そしてまさかのCaptured Tracksからのリリース!

米ロングアイランドのダダリオ兄弟によるデュオバンド。
天才と称された彼らももう4枚目をリリース。
その才能は枯れません。
前作ではわりとサイケ色のある楽曲でしたが今作はそこに「pet sounds」感やネオアコ感がありひたすらに60’sでポップです。

The Beach Boysやサイモン&ガーファンクルなどを彷彿とさせます。
心が表れるようなコーラスワーク、メロディーがなんとも言えません。
絶対にレコードで持っておきたい一枚。

元々彼らのベースにあるのはご両親の影響もあり60〜70年代の音楽ですが
現代のミュージシャンがここまで突き詰めて過去と現在を合わせた音楽を作れることにその音楽的教養の高さが伺えます。

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The National-USインディーの長、サッドマン達の哀愁。

2017年リリースの「Sleep Well Beast」が全英1位、全米2位を記録。グラミーも受賞するなどインディーファンからすればやっと上り詰めた感はありますが人気が出るのは嬉しい悲鳴です。何気に日本ツアーは一回しかしていません。
2019年にやっと来日が決まったのですがおコロナ様の台頭でキャンセルに…しかもOAはフィービー…今ではもう観れない組み合わせです。この恨みは忘れません。

そして映画監督マイク・ミルズとのコラボ作品『I Am Easy to Find』を経て、今作『First Two Pages of Frankenstein』をリリース。

さて、今作はテイラー・スウィフト、フィービー・ブリジャーズ、スフィアン・スティーヴンスといった盟友揃い。今作Voのマットはかなりのスランプだったようで、全くメロディーも思いつかないなかったよう。そんな苦境の中、バンドを一度見つめ直し生まれてきた彼らの〈悲しみ〉が濃密に美しく存在しています。

みんなそこそこいいおっさんなのですが、その中年男性から滲み出る倦怠感や哀愁が色気ありすぎてまたそれが彼らの魅力であるのです。

オープニング、スフィアンがコーラスを務める“Once Upon A Poolside”。まさかのピアノバラード。繊細すぎるアレンジに歌詞の暗さが洗われてゆく感覚がとても気持ちよく美しいです。

そこから2曲目の”eucalyptus”へ。
ナショナルらしいリズムにギターフレーズ畳み掛けるようなマットのヴォーカルは次第にエモーショナルになっていき非常に”Mr November”で感じたような感情を揺さぶられる一曲。

Tropic Morning Newsでは日々ネガティブなニュースばかりの中落ち込みでもそんな中でも誰かと繋がろうとすることが描かれ個人的に一番響きました。曲調もポストパンク風で後半のギターリフが少し希望的というか色々なところから解放してくれるような気持ちにさせる曲です。

書き出したらキリがないのですが本当に彼らの作品にはどうしようもない苦しみや悲しみが染み付いている気がします。かといってそれがネガティブではなく僅かな光を見出しているかのような気がしてなりません。この現代、日本にいてもアメリカにいても暗いニュースが多いけれどそんな中やっと点り始めた光を彼らはみせてくれる気がします。

The 1975 炎上とバンド史上最大のジャパンツアー。

何かと話題のThe 1975。
ついにジャパンツアーが始まりました。
例のSpotifyは聞きましたがなかなかの内容。
個人的に思い入れの深いバンドだけにショックは大きかったです。
今回に限らず元々余計なことめちゃいう人ですが
正直に「あれは下品」です。
歴史認識の甘さや無知が露呈していますし偏見だらけですしジェンダーや人種差別問題についての自身の発言はなんだったのだ。と思わせられるし曲さえ嘘っぽく聞こえてしまいます。

ここでも詳しく解説されています。

https://front-row.jp/_ct/17606790

彼は究極のナルシストでそれ故に人々を惹きつけてしまうのだろう。
しかしそれと無知は違います。はっきりいってセンスがない。

さぁ日本ツアー真っ只中の今、どんな気持ちなのでしょうか。

SUMMER SONIC 2023 -サマソニ準備開始!大阪編-

コロナの規制も緩和され2023年は来日ラッシュが続いております。
そして夏フェスももちろん開催。耐えた甲斐がありました。
飢えた獣のような音楽好きたちが今年は暴れまくるでしょう(笑)
帰ってきました、俺たちのサマソニが。

さてそんなサマソニですが私は毎年大阪へいっております。
いったことがある人はお分かりでしょう。

過酷…

今年はいつにも増して過酷でしょう。

そこで初心者の方からお一人参戦の方のお役に立てればと思い
サマソニ必需品を今日は書きたいと思います。

楽しむには準備もしっかりと!


サマソニ大阪の特徴

とにかく暑いです。
例年だいたい4ステージあるのですが屋内ステージはソニックステージのみ冷房が効いています。
屋外にも日陰はほとんどありませんし、雨が降ればそこはもう地獄です。
(ずぶ濡れギトギトのまま大坂の中心街へ帰るのはかなりキツいです)

私も何度か体調が悪くなってしまったこともあるので
できるだけ事前準備はしっかりとしていきたいところです。


絶対に持っていこう。必需品たち!

  • チケット
  • スマホ
  • お金
  • 保険証
  • 日焼け止め

🔖チケット

まずはこれがないと始まりません!
絶対に忘れないようにしましょう。
電車で行く方は「シャトルバスチケット」も忘れないようにしましょう!

🔖スマホ

2022年からはスマホ決済推奨でしたので今や必需品です。
さらにタイムテーブルなどもサマソニ公式アプリで確認するので
頻繁に使います。

🔖お金

キャッシュレス決済推奨でしたが一部現金のみのところもあったりするので
持っていきましょう。
万が一に備えることはとても大切です。

🔖保険証

「なんで?」と思ったそこのあなた!
万が一会場で怪我や病院へ搬送なんてことになった際に必要になります。
「自分は大丈夫」という過信があっては楽しめません!

🔖日焼け止め

真夏の大阪は灼熱です。
放っておくと肌が焼け爛れたみたいになります。
私は一本使い切るくらい使います。


これがあれば快適!

  • タオル
  • 帽子
  • サングラス
  • 塩飴
  • モバイルバッテリー
  • 除菌シート
  • 汗拭きシート

🔖タオル


野外ステージはとにかく暑いので滝のような汗を拭くのに必需品です。
さらに首回りを日焼けから守ってくれます。

🔖帽子

こちらも熱中症対策には必須。
日差しからはもちろん急な雨にも顔を守ってくれるので必要です。


🔖サングラス

これも必須アイテム。
昼間は晴れていると日差しで目が焼けてしまい乾燥してしまい大変なことになります。
砂埃など除けにもなるのであったほうがいいです。
ちなみに僕は目薬も持っていきたまに刺しています!

🔖塩飴

塩分補給も必須!
気がつかないうちにどんどん体は弱っていきます。
僕は何度か気分が悪くなってしまったことがあるので摂るようになったのですが
かなり違います。
フェス飯の味が濃いのも塩分を摂るためです。
ライブが始まる前、休憩中、にそっと一口食べてください。
コンビニで売っている種無し梅とかでもいいと思います。

🔖モバイルバッテリー

チケットや電子決済、タイムテーブルもスマホでチェックなので
充電器はあったほうが何かと便利です。
暑い場所だと充電の消費も多いし、写真や動画なども撮るでしょうしなおさらです。

🔖除菌・汗拭きシート

言わずもがな、除菌シートは食事前に欲しい。
最近はコロナ対策でお持ちの方も多いでしょうが、そういうこと関係なくとも
あったほうが「なんか手拭きたい」を解消してくれます。

汗拭きシートも体がベタベタするのであったら便利です。
休憩や待ち時間にサラッと。スプレータイプは持ち運びに邪魔なのと周りに迷惑なのでオススメはしません。

出来るだけ軽装で!

ここまでたくさん書きましたがサマソニ会場内には出し入れ自由のクロークがあります。
替えのシャツやタオルなどはリュックに入れて預けて必要な時に出す。

普段の移動はボディバックなどで身軽に!
色々なデザインがあるのでぜひお気に入りを探してくださいね。
シーズンになると人気の色は品切れが目立ちますのでお早めに!

あと地味にあったら便利なものはペットボトルホルダーです。
私はなるべく両手をあけておきたいのでライブ中はこれに引っ掛けていたりします。
お酒持っていてもペットボトルが邪魔だったりもしますしね。結構おすすめです!

さて、ここまで書いてきましたが単純に楽しみっすね(笑)
サマソニだけじゃなくいろんなフェスで共通だと思うのでぜひ参考にしてみてください。

さぁゆっくりですが夏に向かって準備しましょう!

INHALER -アイルランドの超新星-

待ってました。待望の2ndアルバム。
もうバンドは終わったかと思っていましたが終わっていません。
こういうバンドがなんだかんだ好きなんです。

U2のボノの息子中心に結成。そんなの気にしないで欲しい。
いつだって「〜の息子、娘」というのは付きまといますが海外勢は大抵気にせずやってる感じがしますよね。というか今のティーンにボノの息子と言ってもあまり響かない気もしますししっかりと遺伝子が受け継がれているのであればそれでいいんですけどね。

こんな甘い感じで「oh honey honey honey」なんて言われたらたーまんねぇです。

いつの時代にもギターロックに希望を灯してくれるバンドがいるもんです。
まさにアイルランドから鳴り響くギターロックの希望。

とか言いつつも実は1stはあまりしっかりと聴けていなかったのですが2ndのリリースを受けてしっかり聞いてみると私好みなんですよねぇ。サマソニでしっかりと観たくなるバンドです。もちろんオーシャンステージで。というか2023年のサマソニでますね!

欧州諸国のバンドは個人的に「暗い」というイメージが付きまといます。
アメリカってなんだかんだでハッピーかキレてるかみたいな印象があります。←雑。
というのもやはりイギリスを始めどこか陰鬱な空気感が欧州にはある。
昔から民族的な争いも多いし経済も微妙。アイルランドとイギリスとの関係も色々ある。
そういう地域的な「空気感」みたいなものは絶対にあると思うのです。

日本でもそうですよね。
アジア圏で唯一サブスクのチャートが邦楽オンリーなのも恐らく英語の出来なさと島国特有の閉塞感です。といっても日本には独自のカルチャーが強いので寧ろ誇れる部分ですが。

色々言いましたが最高なんです。酒片手にゆらゆら聞いていたい。
今年の夏、期待してんで。